■ご相談内容
先日、中国物販をしている友人からサロンの住所貸しをしているか?という相談を受けました。(インターネット通販の事業者住所を載せられるバーチャルオフィスを探しているとのこと)
住所貸しをすることのメリットデメリット、今の利用者さんに迷惑はかからないか?など危険性はないか知りたいです。また受けるとしたら月額いくらで受ける
ものなのか教えていただけると助かります。
◾️回答
レンタルスペースでの住所貸しということで、メリットとデメリット、価格設定などお伝えしていきますね。
まず住所貸しのメリットですが、「ほかのスペースとの差別化ができる」です。
ぼくが見たところ、住所貸しをしているレンタルスペースは少ないのでそれだけで差別化になります。
フリーで活動されている方は場所を持っていないことが多く。名刺やホームページに自宅の住所は載せたくないといったときに、住所貸しのサービスがあると喜ばれます。
実際にサロン利用のお客さんと話したときに、「住所貸しはありがたい」というお声を何件も聞きました。
レンタルスペースでの住所貸しは少ないですが、たとえばコワーキングスペースであれば住所貸しは一般的なサービスですし需要はありそうです。
また、売上の面でもメリットがあります。たとえば「月額〇円で住所を貸します」とすれば、1時間いくらというレンタル料金以外の収益化が可能。
しかも住所貸しであれば上限なく受けられ、月額制にすれば毎月安定した収益になります。
次にデメリットですが、郵便が届く可能性があるということ。
ポストに投函されたり、ほかのお客様が利用中にチャイムを鳴らさせて郵便が届くことも。
そのようなトラブルを防ぐために、「郵便物の受け取り不可」というように住所貸しのサービス範囲はあらかじめきっちりと決められたほうがよさそうです。
ただ、住所貸しサービスに申し込まれたお客様が意図しなかったとしても、勝手にDMが送られてくる可能性もあるので、住所を掲載する範囲は注意が必要です。
価格設定ですが、コワーキングスペースの住所貸しの相場を見ると3,000~10,000円と幅広く。
住所を貸すだけか?郵便を受け取るか?といったサービス内容で金額に差があります。
無人のレンタルスペースで荷物受け取りは不可能。そうなると料金を安くするか、もしくは住所貸しとは別のサービスを追加するのはどうでしょうか?
たとえば、住所貸しにプラスして、荷物お預かり(スペース内のクローゼットに利用者の備品を保管)とキャンセルポリシー緩和をつける。
定期利用されるお客様はどんなサービスがあると喜んでくれるか?という観点で考えると見えてくるものがあるかと思います。