■ご相談内容
現在、東京の秋葉原でパーティールームを始めようか悩んでいるのですが、以下の点が気になって踏みとどまっています。狙っている物件は賃料(税込)10万円、平米数20程度のお部屋です。
①小数平米の予約率が低い。
②競合の価格設定が6時間1万円程度と安い。光熱費込みの家賃11〜12万円を賄うには6時間予約が週5日以上必要。現実的に週5日以上の予約が入るのは厳しいのでは。
みつさんは秋葉原駅でパーティールームをオープンすることをオススメされますでしょうか?
それとも、池袋・新宿といった人気エリアで勝負した方が無難だと思われますか?
■回答
秋葉原でのパーティールーム開業ですね。ぼくの考えをお話していきます。
まず、有りか無しかでいうと有りだと思っています。
理由としては、
・秋葉原であればレンタルスペースが認知されている
・街の規模の割にスペースが少ない
からです。
秋葉原であれば、レンタルスペースを利用するという文化が浸透しています。なので、スペースマーケットやインスタベースといったポータルサイトに掲載するだけで、ある程度の予約が入ってくることが予想されます。
池袋や新宿に関してもレンタルスペースの認知度は高いですが、ライバルが多い。「池袋でパーティールームを運営していたが利益が取れなくて撤退した」という声を聞いたこともあります。
池袋や新宿で人気スペースになれば予約がたくさん入る可能性はありますが、競合に勝たなくてはいけません。
逆に地方エリアの場合、ポータルサイトに載せても予約が入らない。レンタルスペース自体の認知度が低いためです。
そういった意味では、秋葉原は狙い目かもしれません。
ただ、固定費が12万円ということで、のちのち重くのしかかってくる気がしています。もう少し安い物件で運営してみて、様子がわかってから高めの物件にチャレンジという流れがいいかもです。(マイナーなエリアだと集客が難しいため、エリアは妥協したくない)
レンタルスペースに限らず、「確実に利益が出る」という保証があるビジネスは少ないと思っています。
もし思い通りにいかなかったとしても、そこまでの痛手にならないか?次の挑戦を続けられるか?経験となるか?という観点でも考えてみるのがおすすめです。