おはようございます。しんのすけです。
まずはじめに、タイトルに汚い言葉を使ってごめんなさい。
ちなみにこの「頭のおかしい親父」というのはぼく自身のことなので、誰かの悪口ではないことをお伝えしておきます。とはいえ不快に感じた方がいるかもしれないので、お詫び申し上げます。
いきなりネタバレとなりますが、タイトルの親父がぼくなので、タイトルの娘はぼくの娘ということ。
つまり、今回の話はぼくが娘を家から追い出すお話です。
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▼追い出す理由
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「ぼくは何を書いてるんだろう」とテキストを打ちながら思っているわけですが、この話は教育論というか、子育て論のような内容です。
ビジネス系のオンラインサロンで、子育てをテーマに扱うのは多少悩みました。しかし割と年代の近い方も多い印象なので通じる部分もあるかと思い、思い切って記事のテーマに選んでいます。
教育の話になると長くなってしまいそうな気がするのでなるべく端的にお伝えしますが、もしかしたら1話でまとめられないかもしれません🙏
追い出される娘について軽く紹介しておくと、3人姉弟の一番上。この春に公立中学校を卒業予定の中3の女の子です。
何度も書いている「追い出す」とはどういう意味なのか。それは言葉の通り「親元を離れて独立させる」という意味です。
なるほど。プロのスポーツ選手や芸能人を目指すんだな。
と思ったかもしれませんが、違います。娘は別に突出した能力があるわけでもない普通の女の子。
普通の子であれば今の時代、高校・大学を卒業するまで親が面倒を見る家庭が多いでしょう。なのでぼくに対して教育虐待と感じる人がいるかもしれません。
でもぼくは娘を追い出します。
理由を簡単に書くとしたら、「娘と約束した」からです。
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▼約束の経緯
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約5年ほど前。
娘が小学4~5年生だったある日、ぼくはふと思いました。
「この子はこのまま家にいるとダメになるんじゃないだろうか」と。
なぜそう思ったのかを書き始めるとかなり長くなってしまうので割愛しますが、なんせそんな風に考えたぼくは、
「義務教育が終わったら家を出ていってもらうので、それまでに準備をしておくように」
と伝えました。まだ10歳の娘に。
初めはキョトンとしていましたが、ぼくが本気だとわかると娘も腹を括ったようでした。
文字にしてみるとかなりおかしな感じに見えますが、ぼくは真面目に書いています。
腹を括ったといっても10歳の女の子。理解し難いことぐらいはわかっています。
なのでその後も要所要所で、頭のおかしな話を真面目に伝え続けてきました。
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▼娘の幼少期
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先ほど娘を普通の女の子と表現しましたが、おそらく世間から見ると娘は一般的ではない育ち方をしています。
我が家ではかなり幼い頃から家事をさせてきました。
狙いとしては、
・生活力さえ鍛えておけばなんとか生きていける
・自分のことができるようになれば親であるぼくたちがラクをできる
3~4歳ごろから料理や洗濯など身の回りのことを仕込み始め、7~8歳の頃には放っておいてもある程度家事全般こなせるように。リアル「ひとりでできるもん!」状態にまで成長。
それなりの労力はかかりましたが、ここまで行けばあとはかなりスムーズで、次女は姉の真似をして勝手に覚え、少し歳の離れた長男の面倒も姉2人が率先して見てくれる。
今となってはあの時頑張っておいて良かったと思います。
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▼親が子どもにできること
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冒頭で、この話は子育て論のようなものと書きました。
でもぼくは、子どもを育てているとは思っていません。無責任に聞こえるかもしれませんが。
話は飛びますが、実はぼくは以前、教員をしていたことがあります。
12年という教員生活の中で、たくさんの生徒と出会いました。
数々の経験をし、その中で最終的にわかったことがあります。
それは「人を育てるなんてできない」ということ。
こういう書き方をすると異論があるかと思いますが、先生であれ、親であれ「自分が育てた」と思うのはおこがましいと気づきました。
未熟な時は「自分のおかげ」と傲った時期もありましたが、振り返ってみると自分がいなくてもみんな育ったはず。
もちろんぼくがいたおかげで救われた子もいると思います。何か成長のきっかけを与えられたこともあるでしょう。
でもそれだけなんですよね。ぼくが育てたというわけじゃない。なぜなら、放っておいても勝手に育つから。
今は教師という職を離れたので、親として子どもと接しています。
親の立場でもやはり同じで、できることなんかたかが知れています。
・機会を与える
・環境を整える
・体験をさせる
よくできてもこれぐらいじゃないでしょうか。
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▼約束からの5年間
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タイムリミットまであと1ヶ月少しと迫っています。
自分で住む家を探したり、生活に必要な費用を調べたり、そのお金を作る方法を考えたことはあるそうです。
しかし娘はまだ進路を決めておらず。当然身の振り方も決まっていません。
実は本音を言うと「何がなんでも家を出ていって欲しい」と考えているわけじゃないんです。15歳のこの時期に他の子が考えない深いレベルで自分の生き方について考える機会を作ってやりたい。そのための5年間でした。
もしその結果が「家を出る」という決断ならすごい経験になるし、そうじゃない場合でも「あと3年面倒を見て欲しい」というようなアクションが必要になります。つまり残る場合でも「家に残るのが当たり前」とはなりません。
例えどんな人生になったとしても、
親や他人のせいにしてほしくない。
だからといって、誰かのおかげと思って欲しいわけでもない。感謝は大事ですけどね。
助けが必要なら助けてと言う。
そんなことも含めて自分で決めて自分で生きる。
全ての選択が今をつくっている。
少しでも早くそのことに気づければ、その分より豊かな時間を過ごせます。
素晴らしい自分の人生を生きてもらいたい。そんな想いで頭のおかしい親父は娘を追い出そうとしています。
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▼ミラクルが起こるか?
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数日前、みつさんがマレーシアに旅立っていきました。
人から聞いた話ですが、マレーシアという国では少し前まで住み込みのメイドさんを雇っていた家庭が多くあったそう。
みつさんには娘の話をしたことがあり、一瞬ですが会ってもらったこともあります。
そんなみつさん夫妻から先週、
「長女ちゃん、マレーシアに住込みでお手伝いしてみる?」とまさかの超ありがたい申し出が。あしながおじさんかよ・・・。
これを娘に話したところ、こちらもまさかの行く気満々・・・。思ったより度胸があり親父は驚いています。
実は娘がどういう反応だったかという報告は、このサロン記事で初めてみつさんにお伝えしています。
ただもし「これで決定!」となってしまっては、娘は何の努力もせず欲しい結果を手に入れてしまうことに。
まぁ身の回りのことができるようになるための努力があったからこそかも知れませんが。
なので娘にはみつさん対して「自分からアピールして採用してもらえるようなアクションを起こすように」と言っています。
どこかでZoom面談でもしてやってください🙇♂️
もしかしたらビザの関係で難しかったり、他の問題が出てきたりするかも知れません。なのでまだまだ決定というわけではありませんが、このあたりで今日の記事はおしまいとさせていただきます。
なんとか1話でまとまりました。
またどこかのタイミングで続編もお伝えできればと思います。
長文になりましたが、今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。「読んだよ」のLIKEもいつもありがとうございます。