レンタルスタジオの教室集客で大失敗、、、ただし!

こんにちは!こぐちです。土曜日の記事を担当させていただきます(^^)

先日、スタジオで開催されている教室の集客(生徒さんの集客)について、
大失敗したので・・・その原因と私の考えを共有したいと思います。
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▼経緯を簡単に共有します。
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私はスタジオとサロンを1店舗ずつ運営しており、
それぞれ約10名ずつのダンスの先生やセラピストさんに
定期的にご利用いただいています。

そして、定期利用をしてくださっている方に対しては、
「集客のサポート」というメリットをご提示しています。

同じようなメリットを打ち出しているレンタルスペース
オーナーも多いはず。

そして私はもう1歩先の、「有料サポート」もテスト的に
提供していました。

月々定額で費用をいただき、毎月ミーティングをしつつ
チャットでご質問に答えたり、提案したりというスタイルです。

そして、サポートしていた中の1名の先生から、
結果的に「満足できない」というお言葉をいただいてしまいました。

このように思わせてしまった事自体は大反省です。
私の伝え方、サポート体制、そして結果(結果は4ヶ月で2名の集客のみ)
などなど、見直すところも多いなと感じた次第です。

ご契約の際、「1ミリもご満足いただけなかった場合は
ご返金します」とお約束していたため、4ヶ月分の
サポート費用をご返金。
そして、サポートは中止させていただきました。
(スタジオのご利用は継続)

このできごとから、「サポート」の難しさを実感。

ただし価値に感じていただける方が多いのも確か。

私なりの反省点と、サポートする際の注意点について
自戒の念を込めて書いていきますね。

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▼適度な距離感を保つことの大切さ
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まず、私の反省点は先生とのコミュニケーション面。

1ヶ月に1〜2回のミーティングと、時々チャットの
やり取りをするというスタイルでした。

ただし、ご連絡がなかった際にこちらから
こまめな確認をしたり、先生から報告をしてもらう
仕組み(ルール)にしていませんでした。

もしかするとコミュニケーションを
取っていただきづらいと感じられた可能性もあります。

その結果私としても動きが把握しきれず
「あれ?全然進んでいないなこれは。。」と感じることも
何度か発生することになってしまいました。

そうなると、また同じような地点からのスタートになり、
物事も進みません。

「熱量」だけに任せてしまうと人によって温度差が
あるため、強制的にでもこまめなコミュニケーションを
取る仕組みがあった方が、サポートする側としては
価値を提供できると感じました。

それが結果的に対象の方にとってもプラスになると判断しています。

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▼何を提供するかをハッキリさせる。
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もう1つの反省点はこれ。

これはどのようなサービス設計・約束にするかに
よりますが、私の場合、明確に打ち出している
ものがあります。

それは、「集客は先生ご自身がすること。
私自身が集客することは絶対にない」ということです。

もちろん可能性がありそうな方に声を掛けたり、
HPの内容を普通よりかなり充実させたり、
InstagramやLINEで拡散をしたりといった施策は
実施します。

ただし、あくまでも動くのは先生ご自身。
ここは毎回明確にお伝えしています。

これは、どうしても「集客もしてくれるんでしょ?」の
スタンスの先生が現れてしまうとこちらのリソースを
割くことになってしまうのと、コミュニケーションの
エラーが発生してしまうからです。
(集客しない前提で集客するのはプラスしか生まないのでOK)

スタジオを始めたばかりの時に、非常にざっくり
「集客もサポートします!!」と意気揚々と
お伝えしていた頃、先生の反応で
「これは勘違いを生むぞ!!」と感じ、方向転換をしました。

現在では明確に、
「集客は先生ご自身でしていただきます。
スタジオができる集客サポートは、
●●と●●と●●と●●です。それ以外の業務は
有料でご提供します」ということを、テキストでも
口頭でもご説明するようにしています。

このあたりを曖昧にしてしまうと、
「こんなはずなかった!!」と思われてしまい、
どちらにとっても不幸な結果しか生みません。

また今回ご満足いただけなかった先生の
ジャンルは非常にマイナーな内容。
最初の時点で「結果が出始めるのに
最低3ヶ月〜6ヶ月はかかると思います」という
こともお話ししていました。

「結果が出ないことでモチベーションが続かない」
ということも仰っていたため、ロードマップを敷くなど
進め方・情報共有にも工夫が必要でした。

4ヶ月間で積み上げていた施策が途中で
終わってしまった、私としても悔いの残る
残念なケースです・・

ちなみにうちのスタジオでは、HP経由で
お問合せ→体験レッスン→入会という流れが
できているため、スタジオからの集客の仕組みは
先生にとってのプラスにはなっています。

ただ今回の有料サポートでは、
そのあたりの「どこを約束するか」が
途中から曖昧になってしまっており、
「集客してくれない!集まらない!」という
ご不満につながってしまいました。

約束を明示し、それが常にわかるような
仕組み・確認をする流れを作るべきだと感じた一件でした。

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▼「行動」を促すことに全力を注ぐ
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ちなみに、今回の件を通して、私はこの
「先生の有料サポート事業」は撤退することを決断しました。

今回はお試しでのサポートを提供していましたが、
順次ご説明をしながら、お支払いいただいた以上の
価値やご満足いただける対応をした後、終了していく予定です。

というのも、私の設計が甘かった部分や
「先生の意思」に頼りすぎるやり方、
約束できる価値が少し曖昧だったり、
私自身力不足、リソース不足と感じる部分が多々ありました。

反省するべきところは反省し、改善につなげて
スタジオとして先生に価値を提供できる方法を
模索しつづけていきたいと思っています。

ちなみに今回の件で最も反省をした点は、
「先生にいかに行動してもらえるか?」に
コミットできていなかった点です。

まるで「先生が動かなかったんだ!」と
言い訳しているように聞こえてしまうかも
しれません。

ただ私としてはそうではなく、
・動くに値するほどの説得力がなかった
・行動してもらうことの大切さが伝わっていなかった
・動かなかったことに対して、指摘しきれなかった
と、ただただ反省している次第です。。

ちなみに今回の先生、実は全く別件で
結果的に先生にご迷惑をおかけすることに
なってしまい、それが発端でした。
サポート自体は、その別件の一件がなければ
続けていた、、と後日お話しいただきました。

しかし、この仕組で続けてはいけない
サービスだと判断することができたため、
サービス終了の決断は揺るがず。
必ずこれをプラスに活かしていきたいと思います。

今回は私の失敗と反省ばかりを共有する記事に
なりました。ただ、同じようなメリットを打ち出している
スタジオも多いと思ったため、同じ轍を踏まないで
いただきたいと思い、書かせていただきました!

サービス設計の際の参考になれば嬉しいです!

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