おはようございます!
みつです。
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▼立地はかなりよかったです
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今日はキャンプ場経営プロジェクトについて。
キャンプ場の候補となる土地を見に行ったのでそのご報告ができればと思います。
数ヶ月前に「キャンプ場を作りたい」と宣言したものの、初めてのことだらけでなかなか進めることができず。
ネットで調べるとキャンプ場として使えそうな土地を販売している方が何人か見つかりましたが、車で何時間も離れていて気軽に行ける距離ではないことに躊躇していました。
最近は「レンタルスペースの学校」や海外遠征、京都パーティールーム、よやクルなど別事業に時間を使うことが多く、キャンプ場は後回しに。
そんな中で、キャンプ場について何度かツイートしているうちに「知り合いがキャンプ場の土地を持っているのでご紹介しましょうか?」とお声がけいただき。
せっかくのご縁なので、紹介していただくことになりました。
キャンプ場候補の場所は山梨県の清里。
新宿から直行バスが出ていて、清里まで2時間半ほど。
ぼくは横浜から電車で向かったので、3時間半ほどかかりました。
地図で見ると富士山の北側、どちらかというと長野県寄りに位置しています。
清里ですが、今から40年ほど前は「山梨の原宿」と言われるほど若い層に人気だったようです。(軽井沢みたいなイメージ?)
清里駅のまわりには何件かカフェや食事処がありましたが、閉まっているお店が多くひっそり。
日本で2番目に標高が高い駅ということで、雪が積もっていてめちゃめちゃ寒かったです。
キャンプ場って山奥のイメージがありましたが、今回ご紹介いただいた土地は清里駅から徒歩6分。
駅から続くメイン通りから1本入った場所にありました。
わかりづらい写真で恐縮ですが、草が生えている部分が借りられる対象となります。
正面から見るとこんな感じ。約200坪(600㎡)の広さとなります。
今回ここを紹介してくれたオーナーさんですが、2年ほど前にこの土地を購入。
ぼくにご紹介いただいた敷地とは別に、左側でキャンプ場を作られています。(現在準備中でそろそろオープン)
コテージやトイレ、炊事場、サウナなど本格的な設備ということもあり、完成するまで2年ほどかかったとのこと。
左側のキャンプ場が軌道に乗れば右側もキャンプ場にしたいということですが、今のところ左側で手一杯のため右側を貸してくれるようです。
ぼく自身、キャンプ場を経営した経験がない完全な初心者です。
最初なのでリスクを低く始めたいと思っていたので、土地を購入するのではなく貸してくれるというのはありがたく。
他で探していたときは1,000坪など大規模な土地が多く手に余りそうでしたが、今回の土地は200坪と大きさとしても手ごろ。
200坪貸し切りのプライベートキャンプ場として、打ち出せるかなと思っています。
もしここでキャンプ場をオープンするにはどれだけの費用がかかるか考えてみます。
まず、200坪の土地を整地する必要があり、それに30万円。
左側のキャンプ場との区切りをつけるための目隠しフェンスが50~70万円。
トイレと簡単な炊事場を作るのに300万円。
この時点で400万円かかります。
仮設トイレにすればもっと安く済みますが、自分でキャンプした際に仮設トイレはないと思ったので、水洗のトイレがいいかなと。(女性もターゲットにするなら水洗トイレは必須)
グランピングのような設備であれば、1泊数万円と高単価で取れますが、それを作ってしまうと設備だけでトータル1,000万円は超えそう。(ベッドメイクなど管理コストもかかる)
できる限り初期費用を抑えるとしたら、グランピング施設ではなく場所だけを貸してご自身でテントを張ってもらうパターンになります。
ただ、場所を貸し出すだけのキャンプ場となると、相場としては1泊5,000円程度。
ほかのキャンプ場を見ると平日は予約が入らず、土日に予約が集中しているように見えます。
仮に週2回、年間100日の予約が入ったとしたら、売上は年間50万円。
400万円の初期費用を回収するのに、8年もかかってしまいます。
今回、この土地を貸してもらえることになっていますが、賃料が月3万円だったとしてもかなり厳しい経営になりそう。
薪やキャンプ道具レンタルなどオプションで収益化するとしても、たかが知れていそう。
あくまで仮説ではありますが、初期費用と売上と固定費のバランスを見ると利益を出すのは簡単ではない気がしています。
これはぼくの見解ですが、この土地でキャンプ場を作るなら、左側と同じくガッツリ作り込みをしたほうがいいかと思っています。
というのも、清里駅から徒歩6分という好立地でよくも悪くも便利なんです。
アクセスがいいのはありがたいですが、キャンプする方々が果たしてそれを求めているのか疑問です。
グランピングやサウナなど設備重視の層(手ぶらでキャンプ)であれば好立地は有効に思いますが、自分でテントを張ってキャンプする層にこの場所が刺さるかどうか。
ぼくが和歌山でキャンプ体験をしたときは、立地よりもロケーションが重要に思いました。
キャンプ場から海が一望できたり、映画に出てきそうな断崖絶壁の中でキャンプするなど、自然の偉大さが印象に残っています。
今回ご紹介いただいた土地のまわりには、いくつも建物が建っており、横はオーナーさんが運営するキャンプ場。
もしぼくがここでキャンプ場を作るとしたら、自然を打ち出すよりも「アクセスがよく、手ぶらでキャンプができて便利」というコンセプトでグランピング施設を作るかと思います。
ただ、そうなると大きな費用がかかるので、最初に取り組むとしたらリスクが大きい。
おもしろい場所だとは思いましたが、今のぼくの状況だとここは難しいように感じています。
と、先日見に行ったキャンプ場候補の土地について書かせていただきました。
今回はお断りとなりそうですが、また別にチャンスがあればキャンプ場経営に挑戦してみたいと思っています。
もしこの土地にご興味ありましたら、オーナーさんをお繋ぎすることも可能ですのでご連絡いただければと思います。
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▼バブルのときは1坪50万円!
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清里の土地価格は今は1坪2~3万円程度ですが、バブル期は1坪50万円だったようです。
土地の価格が何十倍も変わるとは、おもしろくもあり怖いと感じました。
今の日本だとこういったことは起きないかもしれませんが、海外に目を向けると日本のバブルのような場所もあるかもしれませんね。