おはようございます!
みつです。
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▼ぼくが未経験者だったら
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今日はレンタルスペースの始め方について。
2016年からレンタルスペース運営に取り組み、これまで累計20店舗ほど立ち上げてきました。
「ぼくがこれからレンタルスペースを始めるならこう攻める」という視点で話を進めていきたいと思います。
まずはエリア。
どこでレンタルスペースを開業するか?ということですが、ぼくだったらレンタルスペースがすでに浸透しているエリアで開業します。
何度も同じことを言って恐縮ですが、「レンタルスペースの需要が約束されている場所で開業する」ことが収益化の近道だと思っています。
「競合がいないほうが独り勝ちできそう」と思われるかもしれませんが、レンタルスペースが浸透していない場所でそれを広めていくのはかなりの労力。
レンタルスペースがひしめき合っているエリアであれば、インスタベースやスペースマーケットに掲載すれば黙っていても予約が入りますが、レンタルスペース自体が浸透していない場所だとポータルサイトに掲載したところでなにも起きず。
過去に愛知の豊橋でレンタルサロンを開業したことがありますが、撃沈しました。
人口37万人以上、新幹線も停まるような駅でしたが、レンタルサロンは1つもなく。
「需要が見えない場所で利益を取ることができるか?」という実験的な意味で開業しましたが、赤字続き。
需要が見えないまま終わってしまいました。
逆に利益が出た横浜・大阪・天神・博多・神戸のレンタルスタジオ、天神の会議室、東京のサロンと撮影スタジオ、京都のパーティールームは、全て競合がいる中で開業。
「数あるレンタルスペースの中で自分のスペースを選んでもらうにはどうすればいいか?」という戦い方になりますが、需要を0から作り上げるより何倍も楽。
競合が多い場所に入り込むのは勇気がいりますが、競合が多ければその分データが取れるので戦いやすくはなります。
次にコンセプト。
レンタルスタジオ、レンタルサロン、パーティールーム、貸し会議室、撮影スタジオと様々なコンセプトがありますが、これから始めるならどれを選べばいいでしょうか。
「会議室よりパーティールームのほうが単価を上げやすい」とか「レンタルスタジオやレンタルサロンはリピート率が高くて売上が安定する」といった傾向はありますが、どのコンセプトも一長一短。
ぼくはこれまで様々なコンセプトのレンタルスペースを開業してきましたが、「レンタルスペースをやるならこのコンセプト」と言い切れるものはありません。
エリアや予算やタイミングによっておすすめのコンセプトは変わってきますし、物件によっては「会議室であれば運営できそうだけど、ダンスやパーティーだと騒音になりそう」となるかもしれません。
「このコンセプトでやりたい」と決めていないのであれば、物件を探しながら柔軟にコンセプトを選ぶのがいいかと思います。
次に初心者が今から参入するためにやるべきこと。
経験不足をカバーするためにリサーチは必ずやっておきたい。
ぼくが2016年に初めてレンタルスペースを開業したときは、何十時間もかけて全国のレンタルスペースをリサーチしました。
経験がない自分の感覚なんて当てになるわけもなく、少しでも経験者に近づくために時間をかけて今の自分にできることを実施。
開業してからも利用者の声を積極的に集めて、その声をもとにスペースの改善をするなど動き続けました。
その結果、初月から家賃分の売上を達成。
3ヶ月後には30万円近い利益を出すことができました。
今はレンタルスペース運営を始めてから何年も経っていて経験やノウハウも溜まってきました。
ただ、新しいジャンルのレンタルスペースに取り組むときは必ずリサーチに時間をかけます。
先日オープンした京都のパーティールームのときも、ポータルサイトに掲載されている全国のパーティールームを何百件と見ました。
もちろん、いくらリサーチして仮説を立てても外れてしまう場合もありますが、大ごけする可能性は圧倒的に低くなります。
「レンタルスペースで利益を出すにはどのエリアに出せばいいですか?」と聞かれることがありますが、正直な話ぼくにもわかりません。
そんな一言で返せるような単純なものがあれば、みんな苦労していないわけで、現実はそんなに甘くありません。
「こうやったら確実に稼げる」という答えがない中で、「これをやったら失敗する」という地雷を踏まないようにリサーチをしたり経験を積む作業の繰り返し。
経験が浅いからこそ、地道に泥臭く動くべきかと個人的には思っています。
と、最後は精神論みたくなってしまいましたが、この部分の考えがとても大切だと思ったので書かせていただきました。
ぼく自身、レンタルスペースに限らずこれからも新しいことに挑戦し続けます。
うまくいかず、もがいているぼくを見てもらうことで、なにかしらの刺激になればうれしいです。
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▼戦い方が全く違う!
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レンタルスペースのコンセプトによって、物件探しから集客、運営まで全く違ってきます。
どうやって戦っていけばいいのか?をコンセプトごとにまとめてみようと思います。
明日以降のサロン記事で共有させていただきますね。