おはようございます!
みつです。
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▼レンタルスペース買ったけど…
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今日はぼくが受けている相談事について。
なかなか悲惨な状況なので、同じようなことが起きないよう注意喚起の意味も込めて共有させていただきます。
「レンタルスペースを買ったけど赤字続きです」という相談を受けています。
相談者はレンタルスペース未経験で、M&Aサイトでレンタルスペース譲渡の案件に興味を持ちました。
「安定して利益が出ている」「譲渡後は運営代行してもらえるから未経験でも安心」ということで、購入。
レンタルスペースの利益を期待したものの、フタを開けてみると赤字続き。
特に11月は悲惨で、11/1-20の売上はたった1万円とのこと。
ポータルサイト経由の予約のため、手数料を引くと入金ベースで6,500~7,000円程度。
そこから家賃や光熱費、Wi-Fi代、掃除代、運営代行費を引くと、けっこうな赤字になりそう。
「利益が出ると言われたのに全然話が違う」という状況です。
譲渡されたレンタルスペースを見ると、大手運営代行会社が管理している物件でした。
20㎡弱の狭い部屋で、部屋のコンセプトはワークスペース。
テーブルや椅子、モニターが置いてあり、一人でテレワークやZoomができるよう作られています。
相談を受けたからには売上が上がるような提案をしたいところですが、この部屋で利益を出すのは正直かなり厳しそう。
ぼくの考えを書かせていただきますね。
一人用のワークスペースということで、そもそも単価が上げづらく。
今は1時間500~700円程度で貸し出していますが、そのぐらいの価格が妥当だと思っています。
一人でリモートワークをするとして、ぼくだったら3時間で1,500円ぐらいが払える限界。
素敵な雰囲気のコワーキングスペースであれば3,000円でも払いますが、なんの変哲もない狭い部屋に高いお金は払いたくなく。
静かな場所でZoomするなら個室がうれしいですが、普通のパソコン作業であればスタバやコワーキングスペースに行くと思います。
それと厄介なのが、ポータルサイトのアカウントが運営代行会社に握られているということ。
写真や文章や価格を変更するのにいちいち代行会社を通す必要があり、スピーディーに試行錯誤しづらい環境にあります。
11月の売上は1万円ということですが、仮に10倍の10万円まで伸ばせたとしても手数料や固定費を差し引くと手元に残るお金は少額。(もしかしたら売上10万円だと赤字かも)
この部屋で売上10万円以上を安定して出し続けるのは、ぼくから見ると難しく思います。
譲渡金の細かい金額は不明ですが、おそらく300万円ほどで買われた様子。
今撤退すると300万円の損失になってしまいますが、このまま物件を持ち続けても赤字の垂れ流し。
損切りするのは勇気がいることですが、改善する見込みがないのであれば思い切って撤退したほうが健全に思います。
と絶望的なお話をさせていただきました。
ちなみにこのレンタルスペースを買われる際、過去の収益や実績は一切非公開だったようです。
「利益が出ている」という言葉だけを信じて購入された相談者の落ち度も大きいですが、それにしてもこの譲渡案件は酷すぎる。
レンタルスペースを購入される際は、過去のデータを提示してもらうのはもちろん、本当に利益が出るのかを細かく見た上で決断されるのがいいと思います。
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▼300万円は大金
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もし300万円あれば、大箱パーティールームや本格的な撮影スタジオが作れます。
知識や情報がないと、価値の低いものに高いお金を払ってしまうリスクがあるので、日々の勉強は大切だと改めて思いました。